家族間コーディネート(家族カウンセリング)

家族療法のアプローチ:問題の原因よりも関係性の循環に焦点を当てる

心理学研究の長い歴史の中で、心理療法はたくさんの流派に枝分かれしますが、どの療法も時代背景によって変化しながらより良い方法、効果的な介入を目指して発展してきました。その中のひとつに≪家族療法≫があります。家族療法は、原因や問題に焦点を当てず、そのコミュニティの関係性が悪循環を起こし、一人の構成員を通じて問題として表出されているという考え方です。

多くの療法の中で唯一、症状のある人を「患者」として扱わず「たまたま問題を受け持った人である」との考えを基本とし、コミュニティ内で繰り返されている今の循環は所属している全員の相互関係にあるとみなし、その関係性を見直す、整えることによって解決に導かれることを期待する療法です。


言葉の力で家族間コミュニケーションを改善する取り組み

カウンセリングラボ広島では、コミュニケーションの循環にもっとも必要と思われる≪言葉≫を重視し、何気なく使っている言葉がどのように相手の心理に作用するかを解説しながら、それぞれのご家庭にフィットした効果的な言葉の使い方を用い、家族間問題を具体的に開放していきます。

 親子関係・夫婦関係・子供の反抗期や非行・家庭内暴力など、病気まではいかないけれど困っている、といったご相談をサポートいたします。


自分を受け入れ、家族の絆を深めるためのサポート

これまでご来談いただいた、全てのご家族・ご夫婦が困りごとを解決したわけではありませんが、自分のダメなところ(と思っている)に自信を持つことや、それを共有することは、全員が経験できているようです。

なにより、家族の会話(口喧嘩含む)笑顔(腹を抱えて笑う)が増えたことが一番の変化です。

会話ができるようになると、少しずつでも先に進む道も見えてくる、そんな予感が生まれてくるかもしれません。家族・親子・夫婦の困りごとはご家族で取り組むことがもっとも大切と考えます。カウンセラーは、皆様が進む道に落ちている小石を指し示し、穴ぼこを見つけ、その修復方法を一緒に探す役目を担っています。

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