当施設のカウンセリングは、心理的ダメージを受けた際の回復サポートだけでなく、ストレスにさらされないよう、心に頑丈なシールドを着けるなどの予防的なことから、精神疾患や障害などの症状から回復したあとの定期的なフォローアップまで対応するために、統合的に様々な療法を用います。
🍃来談者中心療法
・・・心理学者カール・ロジャーズによって提唱された、非指示的療法。精神的疾患やその症状は自身が持つ概念(考えや信念)と、いま起こっている出来事(経験)の不一致から発症するという考え方に基づき、本来、人間が持っている『なりたい姿に近づく力』『回復する力』を引き出す療法です。
🍃家族療法(システムズアプローチ)
・・・家族は互いに影響を与えあうひとつのシステムとする理論。ある問題が起こった時、家族間での対応がスムーズにいかないことで循環が滞り問題解決に至らないため、内一人が家族を代表して問題を表現しているという考え方に基づき、当事者だけでなく家族全体にアプローチします。
🍃精神力動的心理療法
・・・精神科医ジークムント・フロイトが提唱した精神分析から発展した療法。現在起こっている症状は過去に解消されなかった問題に原因があると捉え、自分自身の心を分析することで改めて自己アイデンティティを修復し、本来持っている心のエネルギーを取り戻すことをサポートする療法です。
🍃交流分析
・・・3つの自我が性格を構成していると考える理論。人生をドラマと捉えて自分自身の性格や行動の傾向を知り、好ましくないシナリオを思い描くシナリオに書き換えていくことで豊かな人生を送る可能性を引き出していきます。